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January 28, 2000

操作性を向上させた可変焦点式大腸スコープの発売について

 当社は、電子内視鏡大腸スコープとして、簡易な操作で通常観察と拡大観察の両検査に対応できる「TCE-5500MV」を開発し、1月20日から発売しました。

 新製品は、当社がすでに発売している電子内視鏡「TRE-5500」と組み合わせて使用するスコープで、可変焦点式レンズの採用によって、定期検診などの通常の観察に加えて、精密検査で必要な大腸内壁の拡大観察に対応できます。
 さらに、新製品は、操作機構部の設計を最適化しており、通常観察と拡大観察をワンタッチで容易に切り換えることができるとともに、挿入部の構造を通常観察用スコープをベースにしたスリムな形状としているため、被検者の負担を軽減しています。

 新製品の販売は、東芝メディカル株式会社が担当します。

商品化の背景と狙い

 診断と治療が密接に関連している内視鏡検査では、治療法を判断する高品質な診断の重要性が高まってきています。特に大腸の内視鏡検査においては、拡大観察による早期癌発見の効果が注目されています。このような中、これまで拡大観察に一般に使用されている専用の特殊スコープでは、操作が難しいため、検査できる医療施設が限られており、また、被検者の負担が大きい傾向にあることなどから、優れた通常観察性能と拡大観察性能を併せ持つ簡易操作のスコープが求められていました。

 当社は、このようなニーズに対応するため、可変焦点式レンズと当社の有する高画質技術を組み合わせるとともに、操作部の設計を最適化することなどによって、大腸の通常観察に加えて、拡大観察を容易に行うことができる大腸スコープを商品化するものです。

新製品の主な特長

  1. 可変焦点式レンズを採用することなどによって、大腸の通常観察とあわせて高品質診断が可能な60倍の拡大観察を実現しています。
  2. 鉗子チャンネルとは独立に直径1ミリメートルのウォータージェット口を設けているため、観察部位の洗浄や染色液の散布を容易に行うことができます。
  3. 焦点切り換えの操作を検査中に片手で行うことができるため、最適な検査を容易に実現できます。
  4. 標準観察で3~100ミリメートル、拡大観察で1.7~4ミリメートルの深い観察深度を達成しています。
  5. 通常観察用のスコープをベースに挿入部の設計をしているため、先端部径13.5ミリメートルのスリムな形状で、検査時の被検者の負担を軽減することができます。

新製品の主な仕様

  
型     式TCE-5500MV
用     途下部消化管検査
先 端 部 径13.5ミリメートル
軟 性 部 径13.5ミリメートル
視  野  角標準:140度、拡大:90度
観 察 深 度標準:3~100ミリメートル、拡大:1.7~4ミリメートル
最 大 拡 大 率60倍
鉗子チャンネル内径3.8ミリメートル
有  効  長1,330ミリメートル
薬事承認番号21100BZZ00692000

以上