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December 20, 2002

Web技術を採用し放射線部門の業務効率改善と病院内の他部門との情報伝達の向上を実現する放射線部門情報管理システム「Rapideye™ e-RIS」の発売 -電子カルテシステムや画像システム(PACS)とのリンクを容易に実現-

株式会社東芝は、放射線部門情報管理システムにインターネットで利用されるWeb技術を採用することにより、電子カルテシステムや画像システム(PACS)等とのリンクを実現し、放射線部門全体の業務効率化と放射線部門内外との情報伝達機能の向上を実現する放射線部門情報管理システムの新製品「Rapideye™ e-RIS(ラピッドアイ イーリス)」を発売します。

「Rapideye™ e-RIS」は、インターネットで利用されているWeb技術を採用することにより、これまでは専用端末での作業が必要であった放射線部門における受付業務、検査業務、各種集計業務等の放射線部門運用管理を、受付・検査室等に既に設置されている電子カルテオーダー端末等で可能とし、放射線部門管理業務の効率化と端末設置スペース及びシステム導入コストの削減を実現します。また、画像システム(PACS)やレポートシステム、電子カルテシステムともWeb技術によるリンクが可能となり、放射線部門情報システムの画面上から、PACSに保管された画像・読影レポートや電子カルテシステムのオーダー情報を直接参照することが可能となり、検査・診断業務の省力化、フィルムレス化を図れます。またインターネットで知られるポータルサイト機能を実現し、放射線部門内外の端末を結び、情報共有・伝達がスムーズに行えます。

機能面では、放射線部門情報管理用の当社従来システムである「TOSRIM™」で蓄積した放射線部門の運用ノウハウに基づく受付業務、撮影室業務等のワークフローに沿った操作画面を実現しました。さらにIDカードやリストバンドのバーコードを利用した患者認証を行い、電子カルテシステムからの検査オーダー情報をオンラインで画像撮影装置に送信することにより、検査室での再入力を不要とする等の業務の効率化と正確な検査の実施を図っています。さらに経営指標ツール(オプション)により放射線部門における装置毎の稼働率、保険点数等の統計情報を容易にグラフ表示することができ経営改善、業務改善の基礎データとして活用できます。

国内販売は東芝メディカル株式会社が行い、本日から販売を開始します。新システムの販売価格は3千万円からです。販売開始後1年間の販売目標は100システムです。

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開発の背景と狙い

今日、IT技術の導入に伴なう患者サービスの向上と病院経営の効率化が求められる中、放射線部門では、X線診断装置、CTスキャナ、MRIなど各モダリティ診断画像のデジタル化が進むとともに、検査業務の効率化、検査の質向上、各種統計表作成等のための情報システム化が一般化し放射線部門を統合する放射線情報システム(RIS)の導入など部門内ネットワーク構築が進んできました。また電子カルテの導入が急速に進展しています。

このような中で当社は、永年蓄積した放射線部門の運用ノウハウに基づき、検査業務の効率化、検査の質向上等に加え、医療過誤防止、部門経営改善機能を搭載した新シリーズ「Rapideye™ e-RIS」を発売しました。Web技術の採用により既設の電子カルテオーダー端末等を使用した部門との連携や電子カルテへのプラグインを容易にすると共に"放射線部門ポータルサイト"により部門内の情報伝達および部門外サービス機能を充実させ、患者サービスの向上、業務効率の改善、部門経営の改善をはかることができます。また、画像システム(PACS)やレポートシステムと統合することにより、放射線部門の検査/読影等業務全体をカバーし、省力化、医療の質向上、フィルムレスを目指すことができます。

システムの特長

1.Webテクノロジーによる電子カルテへの容易なプラグインが可能

  • 「Rapideye™ e-RIS」はWebテクノロジーを採用しており、クライアントPCには専用アプリケーションソフトウェアは不要でJava 動作環境含むWebブラウザだけで動作します。既設のパソコンや電子カルテの端末(*a)との併用が可能なので、低コストでの導入、設置スペースの改善が図れます。
  • ソフトウェアはサーバで管理されているので、導入後のバージョンアップや保守が容易です。

2.ユーザ指向のワークフローを実現

  • 放射線部門情報管理システムの当社従来製品である「TOSRIM™」で蓄積した放射線部門の運用ノウハウに基づき、受付業務、撮影室業務等ワークフローに沿った操作画面を実現しており、業務の効率化が図れます。
  • 患者の認証のために受付・撮影室で患者IDカードやリストバンド/バーコードを端末で読込み、患者の確認ができます。これにより患者の取り違え防止が可能です。
  • オーダ内容を各端末で確認でき、撮影室ではその内容をオンラインでモダリティに送信できる(*b)ので入力の手間、間違いを軽減できます。特に、撮影件数の多い一般撮影に関しては、e-RIS端末で選択した受診者の情報を一度の操作で一般撮影装置(CR,FPD)に送信できます。

3.ポータルサイト機能の搭載により放射線部門内外の情報伝達を向上

  • インターネットで知られるポータルサイトの機能を"放射線部門ポータルサイト"として採用しており、「掲示板」や「お知らせ」、「ローテーション管理」等各種機能をコンテンツとして1画面に集約し、放射線部門でのコミュニケーションツールとして利用できます。必要な情報は他部門 からも参照可能です。

4.放射線部門経営指標ツールを提供(オプション)

  • 部門経営、業務改善の指標となる各種情報(装置毎の稼働率、保険点数、検査数、患者待ち時間、検査時間など)をドリルダウンツリーで容易に抽出しグラフ表示等ができます。これらの情報を比較、傾向分析することにより部門経営、業務改善に繋がることが期待できます。

5.画像システム(PACS)やレポートシステムと統合することにより、検査支援をさらに充実

  • e-RIS端末で該当患者の検査履歴から過去の検査画像や読影レポートをダイレクトに参照可能(*c)なので、CTやMRの検査では、過去の疾患情報や詳細部位を確認して、正確な検査が可能となります。
*a:電子カルテメーカと打ち合わせ及び接続試験が必要です。
*b:診断装置側の対応が必要です。
*c:別途PACS/レポートシステムが必要です。

新システムの概要

Rapideye™ e-RIS
基本構成Web対応RISサーバ(ERIS-5000シリーズ)
 部門業務支援ソフトウェア
 ポータルサイト対応ソフトウェア
オプション放射線部門経営指標ツール

以上