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May 19, 2003

平成14年度決算および役員人事内定の件

東芝メディカル株式会社(社長:鈴木義信、本社:東京都文京区本郷3―26-5)は、平成15年5月16日(金)に開催された取締役会において、平成14年度(平成14年4月1日~平成15年3月31日)の決算および役員人事を次のとおり内定しました。
これらの事項は、平成15年6月27日(金)開催予定の定時株主総会および取締役会に報告または付議されます。

1.平成14年度決算概要

医療業界におきましては、医療IT化の進展、政府による医療ネットワーク化の推進が見込まれる一方、2002年度の診療報酬2.7%引き下げ等の医療制度改革による医療機関のコスト意識の高まりと国内メーカーと提携した海外メーカーの攻勢により、市場価格は低下傾向にあり、国内市場は厳しい状況が続いています。
このような事業環境下におきまして、当社は、顧客を起点とした営業展開を重視し、前線ニーズを商品企画に生かすためのマーケティング機能強化に関する体制を整備しました。また、販売人員の適正配置やアプリケーション力の強化を柱とした販売・サービス体制の見直し並びにアカウントマネージャー制度の徹底等により前線営業力の強化を図りました。さらに、顧客情報管理システムの活用により、お客様の声(VOC:ボイス オブ カスタマー)を起点としたすべてのビジネスプロセスのスピードを業界No.1にするための活動を展開し、経営の効率化を推進してまいりました。その結果、当期の売上高は1,505億30百万円(前年同期比0.4%増)、経常利益は14億92百万円(前年同期比430%増)となり、増収増益となりました。部門別の特徴といたしましては、販売部門においては、CT装置と超音波診断装置の新製品が好調に推移し、販売台数の増加により売上高に寄与したものの、全体としては価格競争の激化に伴う、売価ダウンの影響を受け、利益確保に苦戦を強いられる状況でありました。また、サービス部門においては、売上高、利益ともに保守事業を中心に堅調に推移し、収益の向上に寄与致しました。

売上高  150,530百万円  (前年度  149,811百万円)
経常利益  1,492百万円  (前年度  281百万円)
当期利益  =u 1,108百万円  (前年度  =u 1,085百万円)

(注) 第76期(平成14年度)においては、連結納税制度加入に伴い、課税所得が増加し、当期利益が減少しております。

2.役員人事

次の諸氏が定時株主総会、取締役会において再任または役員に就任の予定です。

(新役員人事)(氏名)(現職)
取締役社長鈴木 義信 (再任)
取締役伊藤 久嗣 (再任)
取締役橋野 紘樹 (再任)
取締役武井 威徳 (再任)
取締役神近 省吾 (再任)
取締役佐藤 寿三 (再任)
取締役渋谷 建太郎 (新任)東芝ITソリューション(株)取締役
取締役(非常勤)桂田 昌生 (再任)
監査役(常勤)川村 誠 (再任)
監査役(非常勤)沖 佳弘 (再任)
監査役(非常勤)小西 和雄 (再任)

3.退任役員

次の諸氏が定時株主総会終結の時をもって退任の予定です。

(現職)(氏名)(備考)
専務取締役三井 英郎顧問(非常勤)を委嘱予定
取締役安延 悦二東芝タンガロイ(株)監査役就任予定
取締役掛川 誠取締役 嘱託(非常勤)を委嘱予定
取締役(5月31日付辞任)松岡 雅人東芝ビジネス&ライフサービス(株)取締役就任予定

以上