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May 19, 2004

富士フイルムメディカルと東芝メディカルシステムズ 医療用画像診断ネットワークシステムの分野において販売提携

富士フイルムメディカル株式会社(社長:今井 祐 本社:東京都中央区銀座、以下富士フイルムメディカル、)と東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田 昌生 本社:栃木県大田原市、以下東芝メディカルシステムズ、)は、医療用画像診断ネットワークシステムの分野における販売協力を行う事に合意し、業務提携契約を締結しました。

富士フイルムメディカルは富士フイルムの医療用機材の国内販売会社で、CRシステム(デジタルX線画像診断システム)やレーザー方式画像出力システム(イメージャーシステム)、診断用フィルムの分野で国内トップのシェアを有するとともに、医用画像情報システム(PACS)の分野でも先端技術を駆使したSYNAPSEを国内市場へ積極的に展開し、事業の強化を推進しています。SYNAPSEは、富士フイルムが世界戦略の一環として医療用画像診断ネットワークシステムの普及が進んでいる米国で開発を進めた次世代型PACSであり、米国を始め世界中の先進的医療機関で数多くの導入実績を有しています。

一方、東芝メディカルシステムズはX線CTなどの画像診断装置の分野で国内トップシェアを有しているとともに、病院情報システム(HIS)、放射線部門情報管理システム(RIS)、医用画像情報システム(PACS)等を数多く手がけており、病院内外のトータルソリューションを提供できる企業として、医療情報システム事業の強化を推進しています。

経営の効率化、医療サービスの質の向上、医療機関相互の連携等を推進している医療機関はIT技術の導入に積極的です。そのような状況の中で、放射線部門や画像診断部門全体の業務効率化と部門内外との情報伝達機能の向上を実現するRIS/PACSの市場は急速に拡大しており、現在の市場規模は約300億円で8%/年以上の成長が見込まれています。

今回の提携は、両社が東芝メディカルシステムズの放射線部門情報管理システム(RIS)であるRapideyeTMRIS/Reportと富士フイルムの医用画像情報システム(PACS)であるSYNAPSEを相互に組み合わせて販売することに合意したもので、アフターサービスについても、両社のサービス網を互いに活用することにより、お客様にきめ細かなサービスを提供いたします。

今回の提携により、両社が互いの得意分野を持ち寄り販売協力することで、画像診断分野での全てのモダリティーをカバーするネットワークの構築を可能にし、他社に差別化した強力なラインアップが揃うことになり、デジタルネットワーク化を志向されているお客様へのソリューション提供力を強化できるものと確信いたします。両社は本提携によりRIS/PACS市場でトップシェアを目指してまいります。

以上

<本資料に関するお問い合わせ先>

富士フイルムメディカル株式会社 営業本部TEL:03-3545-3321
東芝メディカルシステムズ株式会社 広報室TEL:0287-26-6775
東京本社広報室TEL:03-3818-2040