ニュースリリース

東芝メディカルシステムズ株式会社
2006.9.14

最高級超音波診断装置Aplio™の臨床応用を広げるオプションソフトウエア

「Dyssynchrony Imaging」について

Aplio
Aplio™

Xario
正常例

Xario
心筋の動きに遅れのある例

東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田 昌生 本社:栃木県大田原市)は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、そして、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。

近年、重度の心不全症例のうち、全身に血液を送り出す左心室への電気信号の伝達に障害のある患者さんへの治療法として心臓再同期療法(Cardiac Resynchronization Therapy : CRT)が注目されています。これは、左右の心室へ同時にペースメーカーからの電気信号を与えることで症状の改善を図る治療法で、米国では既に50,000件を越える実施例があり、日本でも2004年5月に保険適用され、臨床への応用が広がっています。この治療法の適用については、心電図を中心とした検査結果による判定が主流ですが、ペースメーカー埋め込み後にも症状が改善されない例が見られることが課題とされてきました。このため、心電図に加えて超音波診断装置により心臓の動きを直接観察し、より確実な適用判定を行う方法が広まりつつあります。

当社は、心臓再同期療法の適用判定への応用が可能な新しい臨床ソフトウエア「Dyssynchrony Imaging(ディスシンクロニーイメージング)」を搭載した最高級超音波診断装置Aplio™(アプリオ™)を販売開始いたします。

「Dyssynchrony Imaging」の特長

「Dyssynchrony Imaging(DI)」は、組織部分からのドプラ*1信号を使って動きを検出し、その時間差をカラーで表示するソフトウエアです。DIを使って心臓を観察すると、組織のどの部分が遅れて収縮したかを、色分けして可視化することができます。さらに、各部位の動きの時間変化をグラフで表示することも出来ます。また、適用判定の際に重要な心筋の移動距離に相当するDisplacementのグラフ表示が行えるので、収縮や拡張のタイミングのずれを容易に判定することができます。長軸ばかりでなく、短軸断面にも対応していますので、心臓全体をカバーした検査を行うことが出来ます。

ドプラ信号の検出の際には、東芝独自のDifferential Tissue Harmonic Imaging(D-THI)による高分解能の断層像を使いますのでより精度の高い検査が可能です。

当社は第54回日本心臓病学会(9月25日~27日・鹿児島)にAplio™と「Dyssynchrony Imaging」を展示いたします。

当社は、血流のカラー表示が可能な高級機から小型装置までお客様のニーズに合わせた超音波診断装置をラインナップしており、累計生産台数17万台を達成しております。当社は、今後も「優れたシステム性能」、「患者さんにやさしい技術」、「お客様志向のパートナーシップ」を通じ、お客様のニーズに合わせたシステムを提供し、超音波診断装置における国内トップシェアを堅持すると共に、更なるシェア拡大を目指してまいります。

  • *1:ドプラ:動いている対象物からのエコー信号は、その速度に比例して超音波の周波数が変動する。
    その変動量により対象物の速さや方向を検出する

超音波診断装置 APLIO SSA-770A [認証番号]21200BZZ00733000

Aplioは東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です

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