ニュースリリース

東芝メディカルシステムズ株式会社
2006.12.21

より広範囲の透視・撮影を可能とした新型デジタルX線TVシステムの販売開始

~ 消化管造影検査以外にも、各種検査へ対応が可能 ~

ZEXIRA™
ZEXIRA™

(図1)ラウンドシェイプ天板
(図1)ラウンドシェイプ天板

(図2)自然な検査ポジション
(図2)自然な検査ポジション

(図3)ユニバーサルデザイン
(図3)ユニバーサルデザイン

東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田 昌生 本社:栃木県大田原市)は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、そして、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する、国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。そして、「優れたシステム性能」、「患者さん中心の技術」、「お客様志向のパートナーシップ」を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に貢献させていただいております。

近年、X線TVシステムは消化管造影検査のみではなく、泌尿器検査など従来は専科装置で行っていた検査も含め多目的に使用されており、それらの検査に有効かつ効率的に対応可能な経済性の高い装置へのニーズが高まっています。また、デジタル技術の進歩や院内ネットワークの発展に伴い、X線TVシステムはデジタル化、かつX線平面検出器(FPD)搭載装置へと移行しつつあります。今回、当社が新たに開発し、販売を開始した新型デジタルX線TVシステムZEXIRA™(ゼクシラ™)は、消化管造影検査は勿論、泌尿器検査など専門性の高い検査に対しても、専科装置と遜色のない性能を実現しています。

ZEXIRA™は、コンパクトな設置が可能でありながら、頭足方向および左右方向に幅広い透視・撮影を可能とし、デジタル画像処理システムとの組み合わせにより、ほぼ全身の撮影が可能です。天板部分には東芝独自のラウンドシェイプ天板を採用し、患者さんの負担を軽減するだけではなく、術者や介助者にも使いやすい「人に優しい」装置です。また、各部の品質向上や最新の要素技術により、耐久性、安全性の向上も図っています。本製品は2006年12月より販売を開始し、X線平面検出器(FPD)組み合わせシステムと、イメージ・インテンシファイア(I.I.)組み合わせシステムをラインナップいたします。

ZEXIRA™の主な特長
  • (1) 天板部への技術革新が、様々な利点をもたらします
    • ・ 天板左右のフレームを細くすることによって、左右方向の透視可能範囲が従来装置より10㎝広くなりました。上腕のシャント造影検査やミエログラフィ(脊髄腔造影)検査など、患者さんの姿勢が天板中心から大きく外れるような検査でも、天板の広さをフルに利用することができ、検査がより行いやすくなります。
    • ・ 東芝独自のラウンドシェイプ天板が、消化管検査などの際の体位変換を行いやすくして、長時間の検査における患者さんの負担を軽減します(図1)。
    • ・ 天板上に溝や段差が全くないラッピング構造を採用しました。従来のフラット構造では、隙間や段差があったため天板の清掃に手間がかかりましたが、ZEXIRA™は天板清掃のしやすさが飛躍的に向上しており、より衛生的に検査を行えるようになります。
  • (2) 泌尿器検査での操作性が向上し、従来装置と比べより確実なアプローチが可能に
    従来装置では、天板左右動のモーター部が寝台の足側に配置されていたため、泌尿器系検査において重要となる天板下端からの透視・撮影が可能となる距離が、泌尿器専科装置と比べ大きくなっていました。ZEXIRA™では、モーター部の配置を変更することにより、この距離を従来の装置から半減することに成功しました。これにより、泌尿器検査においてもより自然な検査ポジションを設定することができ(図2)、より効率的な病院経営を実現する装置導入計画を組むことができます。
  • (3) 装置に関わる全ての人に優しい「ユニバーサルデザイン」を製品開発に取り入れました
    従来から業界で最も低い水準にあった水平時の寝台高を、引き続き48㎝*1に保ち、検査室に歩いて来られない患者さんを優しくサポートします。またストレッチャーや車椅子から患者さんを乗せかえる際の介添者の負担も軽減することができます(図3)。
  • *1:X線平面検出器(FPD)組み合わせシステム時

今後の医療動向としては、三大死因であるがん、心臓病、脳血管疾患の予防・治療成績向上が大きな課題であり、厚生労働省は「がん対策基本法」を施行し、がん予防・早期発見のための治療体制を一段と強化しようとしています。これに伴って、胃がん、大腸がんの予防検査として死亡率減少効果を認められた消化管X線検査も、内視鏡検査やペプシノゲン法を補完する形で受診者数が増加してくることが予想されます。

国内X線TVシステム市場において50%以上のシェアをいただいている当社は、今後の医療動向のもと、お客様のニーズに合わせた幅広い機種をご提供することによってトップシェアを堅持すると共に、今後も国内リーディングカンパニーとしての責務を果たしてまいります。

販売名 価格(税込) 販売目標台数
デジタルX線TVシステム
ZEXIRA™ DREX-ZX80
9千6百万円~
(オプション構成により異なる)
200台(国内)

(製造販売認証番号:218ACBZX00021000)

ZEXIRA™の主な仕様
透視撮影台 起倒範囲:立位(約89°)~逆傾斜(約-89°)
寝台昇降:48~120㎝*
映像系長手動:143㎝* (*:FPD組み合わせ時)
X線管斜入動:35°(患者頭側)~30°(患者足側)
ラウンドシェイプ天板
カセッテ撮影キット(オプション)
X線管前後動ユニット(オプション)
X線撮像素子 FPD(34㎝×34㎝)
イメージ・インテンシファイア(12インチ、14インチ)
X線高電圧装置 80kW インバータ方式
X線管 焦点0.4/0.6mm    陽極熱容量600kHU
焦点0.4/0.6/1.0mm 陽極熱容量1,500kHU
DR装置 ADR-1000A 100万画素
ADR-2000A 400万画素

※ZEXIRAは東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です

以上

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