News | Press Releases


January 10, 2007

低音圧型の超音波造影剤に対応した最高級「超音波診断装置 AplioXG」発売 ~ 4Dイメージングの機能も搭載してさらに臨床応用範囲を拡大 ~

Aplio™XG

東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:桂田 昌生 本社:栃木県大田原市)は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、そして、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する、国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。

超音波診断装置は、検査時の患者さんへの負担が他の画像診断装置に比べて少なく、またリアルタイムに画像を観察できることから、腹部一般の検査や産科、循環器等の幅広い臨床領域で使われています。特に近年、造影効果の大きな低音圧型超音波造影剤が日本で認可され、その臨床応用への期待が高まりつつあります。当社はその低音圧型造影剤を使った多彩なイメージング機能を搭載し、さらに使いやすさを追求した新製品「Aplio™XG」(アプリオ™XG)を商品化し、2006年12月より営業活動を開始いたしました。

Aplio™は2001年の発売以来5,000台以上を出荷し、最新のイメージング技術を提供するプラットフォームとして世界のお客様にご愛用いただいております。「Aplio™XG」はそのAplio™の数々の優れた特長を継承しつつ、超音波造影剤を使った多彩なイメージング機能、4Dイメージング機能を搭載した新製品です。「XG」は「neXt Generation」を意味します。

「Aplio™XG」の主な特長

(1) 先進のイメージング機能を搭載

  • 「Aplio™XG」は、従来の高音圧型の造影剤に対応したFlash Echo Imaging*1(フラッシュ・エコー・イメージング)、1.5Harmonic*2(ハーモニック)といった機能に加え、主として欧州で広く使われてきた低音圧型の造影剤に対応した多彩な機能を備えています。低音圧型の造影剤では、微小気泡(マイクロバブル)を壊さなくても十分な造影効果が得られるため、造影剤注入後から比較的長い時間、高フレームレートの画像観察が可能です。
  • 「Aplio™XG」はコントラストハーモニック機能*3により効率的に造影剤からの2次高調波を抽出し、高画質の造影画像を観察することができます。また、任意のタイミングで観察領域の造影剤を消失させ、新たに流入する造影剤をリアルタイムで観察することも可能です。この際、造影剤の信号を保持することにより、微細な血流を映像化できるMicro Flow Imaging(マイクロ・フロー・イメージング)を備えています。また、造影剤検査においてVascular Recognition Imaging*4(バスキュラー・レコグニション・イメージング)機能を用いれば、血管内の血流と組織内の血流を色分けして表示することも可能です。しかも「Aplio™XG」では新たに低音圧型造影剤向けに、通常の断層像と造影画像を同時に表示できる機能を搭載しました。低音圧下では通常の断層像が見え難くなりますが、その場合でも、この機能を用いれば造影部位を確認しながら検査を行うことが出来ます。
  • 造影剤を使用しない検査でも、「Aplio™XG」は優れたパフォーマンスを発揮します。東芝独自のDifferential THIは、従来のTHIに比べ、深い部分まで高いコントラスト分解能で優れた画像を提供します。同じく東芝独自のAdvanced Dynamic Flow™(ADF)は、微細な血流を鮮明に表示します。2種類のコンパウンド技術を組み合わせたApliPure™*5により、均一性が高く、観察しやすいBモード像を表示できます。カラードプラやADFとの組み合わせ表示も可能です。

(2) 産科用4D機能

「Aplio™XG」は4Dイメージングもサポートしています。専用のプローブを使用することにより、胎児の顔や手足などの立体画像がリアルタイムで表示されます。高画質Bモード像と高精細血流イメージングとともに、胎児とお母さんのヘルスケアをサポートします。

(3) 「iStyle ™」の展開・・・高画質・大画面液晶モニタの採用

  • 当社では「iStyle ™(アイスタイル)」というコンセプトに基づき、より快適な検査環境を実現する超音波診断装置の提供を目指しております。高画質・大画面の19インチ液晶モニタは、自在に動くアームと大きなグリップハンドルで、検査者の見やすい場所へ簡単に動かすことが出来ます。東芝独自のリモートコントローラー・IASSIST™(アイアシスト)を併用すれば、下肢血管のスキャン等、操作パネルから離れて操作しなければならない検査も快適に行うことができます。
  • 操作パネルも上下・左右・前後に可動、幅広い検査スタイルに順応します。操作パネルのスイッチレイアウトはワークフローを考慮して使いやすく配置されている上、必要に応じて自由にスイッチの機能を変更できるフレキシブルなシステムです。

(4) データ管理機能

検査データは大容量の内蔵ハードディスクに保存され、優れたユーザーインターフェースで簡単に検索できます。また、CD/DVDに記録して外部へ取り出すことも容易です。DICOMもサポートしていますので、病院システムへの接続も容易です。

当社は、血流のカラー表示が可能な高級機から小型装置までお客様のニーズに合わせた機種をラインナップしており、超音波診断装置の累計生産台数18万台を達成しております。今後も「優れたシステム性能」、「患者さんにやさしい技術」、「お客様志向のパートナーシップ」を通じ、お客様のニーズに合わせたシステムを提供し、超音波診断装置における国内トップシェアを堅持すると共に、更なるシェア拡大を目指してまいります。


*1:Flash Echo Imaging:高音圧造影剤による映像法では、造影剤のバブルを超音波で崩壊させることにより生じる信号を用いるが、間歇的に造影剤を超音波で崩壊させながら映像化を行う方法の名称。
*2:1.5Harmonic:高音圧型造影剤による映像化のひとつで、心筋の超音波造影検査に用いられる。生体から生じる信号を避けて、超音波造影剤のバブルを崩壊させた時に生じる信号だけを受信し、高感度な造影画像を描出する。
*3:コントラストハーモニック機能:受信信号の中から超音波が造影剤で反射する時に生じる高調波だ けを抽出して表示する機能。
*4:Vascular Recognition Imaging:造影剤により増強された血流からの信号と、組織の中に存在する 造影剤からの信号を、信号の特徴により同一画像に色分けして表示する表示法。
*5:ApliPure™:高画質化のための画像処理技術。受信方向を微妙に変えた画像や、周波数の異なる 画像を複合化(組み合わせる)ことで、より鮮明な画像を描出する。

販売名価格(税込)販売目標台数
超音波診断装置 APLIO XG SSA-790A8,085万円~1,000台(国内外)

(製造販売認証番号:218AABZX00158000)

※Aplio、Dynamic Flow、ApliPure、iStyle、IASSISTは東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です

以上