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November 2, 2009

クリニックのためのX線TVシステムPlessartZEROの販売を開始

PlessartZERO

東芝メディカルシステムズ株式会社(社長:小松研一 本社:栃木県大田原市)は、クリニックを対象としたコンパクトで操作性に優れたデジタルX線TVシステムPlessartZERO™(プレサートゼロ)を開発し、販売を開始しました。

開発の背景

2008年4月の診療報酬改定でのデジタル加算算定により、クリニックにおいてもカルテの電子化を軸にフィルムレス化が加速しています。また、X線TVシステム(注)を用いた消化管造影検査が減少し、整形外科領域や透視診断を必要とする検査へと移行しています。そのためX線画像のデジタル化と透視画質の向上が求められています。PlessartZEROは、病院向け装置で培ったノウハウを活かし、デジタル化にとって必要な機能をクリニック向けの画像処理装置に搭載しました。さらに病院向けシステムでは透視観察用と画像処理用で2台必要だったモニタを1台に統合して、省スペース化と簡便な操作性を実現しました。

PlessartZEROの特長

  1. フィルムレス化で検査のワークフローを改善します。
    従来のフィルムを用いたX線TVシステムでは、暗室を使用した現像処理後に診断情報を得ていました。デジタル化により、透視像および撮影像を即座に観察し、画像保存ができるため、検査から画像診断までの時間が大幅に短縮されます。
  2. わかりやすい操作で検査できます。
    患者登録から画像処理まで、わかりやすい操作性を実現しました。頻繁に操作しない方でも容易に操作できます。透視撮影台は従来の操作性を引き継いでおり、ストレスなく検査に集中できます。
  3. 診断に適した画質を提供します。
    100万画素CMOSカメラを搭載し、コントラストの高い画像を提供します。また、デジタル処理により、黒くつぶれた領域や白く飛んだ領域を補正することができ、検査部位による影響が少なく、見やすい画像が得られます。
  4. 検査スペースを有効に活用します。
    操作室用モニタ1台で、透視画像の観察と画像処理操作が可能なため、操作室の省スペース化を実現します。 また、暗室が不要となるため、操作室の環境が改善されます。
  5. 画像ファイリングシステム(PACS)への画像保存ができます。
    DICOM規格の保存サービスに標準対応しており、画像処理装置に記録された画像を画像ファイリングシステムに転送できます。


販売名:デジタルX線TVシステム PlessartZERO DREX-PZ10
製造販売認証番号:221ACBZX00073000


(注)据置型デジタル式汎用X線透視診断装置

【東芝メディカルシステムズについて】
東芝メディカルシステムズ株式会社は、疾病の早期発見のためのスクリーニング、診断から治療、治療後のフォローアップまで、医療施設におけるワークフロー全般に関するあらゆるニーズへのトータルソリューションを提供する国内市場における画像診断システムのトップメーカーです。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)を通じ、かけがえのない命とお客様の成長・成功に役立つよう、一層の活動を進めてまいります。

【地球環境への取り組み】
東芝グループの一員である当社は、「地球内企業」としてより良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムの提供を通じて地球温暖化防止をはじめとし、資源有効活用、化学物質管理を通した地球との共生や豊かな価値の創造のために取り組みます。
(東芝メディカルシステムズ㈱環境活動に関して:http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/csr/)
(㈱東芝環境活動に関して:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/index_j.htm)


※ PlessartZERO、Made for Life は東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です。


以上

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