ニュースリリース

1997.08.28

バリアブルアングル型デジタルガンマカメラ(核医学診断装置)の発売について
--データ収集時間の短縮により効率的検査が可能--


 株式会社東芝は、デジタルガンマカメラ(*)・シリーズとして、バリアブルアングル型ガンマカメラ「E.CAM」と医用画像処理装置「GMS-5500A/UI」を組み合わせた新製品の販売を開始しました。
 新製品のガントリ(架台)と寝台部分にあたる「E.CAM」は、2個の検出器の配置角度を90°/180°と変えることができるため、心臓の検査を短時間におこなうことができ効率的な検査が可能です。また検出器の自由度が高いため脳、肺、全身など広範囲な検査にも対応できます。また、画像処理装置には、豊富なソフトウエアと高速処理で高い評価を受けている「GMS-5500A/UI」を組み合わせることで、高速処理・高機能画像処理が可能です。
 新製品の販売は、東芝メディカル株式会社が担当します。
 現在、当社は3検出器タイプ、2検出器タイプ、1検出器タイプの全3機種を揃えており、今回のバリアブルアングル型2検出器を加えてラインナップの充実を図ります。

 (*)デジタルガンマカメラ(核医学診断装置):微量の放射性医薬品を体内に投与し、特定の臓器や組織に集まった放射性医薬品から放出される放射線を測定し画像化する装置で、機能測定、血流測定を行なう。

 新機種の本体価格は1億6千万円で今年度15台の販売を予定しています。

商品化の背景

 核医学診断装置の国内市場規模は、年間約130億円程度で安定的に推移しており、当社は同分野で国内トップシェアを有しています。
近年、心臓疾患の増加と新たな放射性医薬品の開発、新しい解析方法の登場により、核医学診断装置を使った心臓検査数が増加傾向にあります。一方、同製品の国内市場は、その過半数が代替需要を占めております。
新製品は、2個の検出器角度を90°に配置することにより短時間のデータ収集が可能であり、また1台で全ての核医学検査が可能な汎用タイプとして商品化しました。

新機種の主な特長

  • 1. 2個の検出器の配置角度を90°、180°と変えることができ心臓検査の時間短縮が可能であり、また脳、肺、全身など広範囲な検査に対応ができます。

  • 2. 寝台に2.54mm厚の超薄型天板を採用したことにより、ホールボディ検査やSPECT検査時に検出器をより被験者に接近させることができるため、分解能の高い画像を得ることができます。

  • 3. 床上48cmまで下がる低床寝台の設計により患者の乗り降りが安全かつ容易です。

  • 4. 検出器に取り付けられた赤外線センサーにより自動最近接収集が可能です。

  • 5. 画像処理装置のCPUにUltraSPARCを採用したことにより、高速処理、高機能画像処理が可能です。

  • 6. 脳解析、心臓解析の高速処理・高機能画像処理ソフト等豊富で充実した臨床解析ソフトウエアを搭載しています。

主な仕様

有効視野       53.3×38.7cm



空間分解能    3.7mmFWHM(注:半値値)



空間直線性    0.2mm



エネルギー分解能 9.4%(参考値)



均一性      ±2.5%(参考値)



最高計数率    240kcps



CPU      UltraSPARC



メインメモリ      128MB



処理能力     SPEC int 92:252,SPEC int 95:5.56

         SPEC fp  92:351,SPEC fp  95:9.06



磁気ディスク   2.1GB



光磁気ディスク  2.4GB(オプション)



カラーモニタ表

示マトリックス  20型 1280×1024



同時並行処理   可能






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