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技術・研究開発

 2013年度 超モノづくり部品大賞「ものづくり生命文明機構 理事長賞」を受賞

贈賞式

2013年11月20日に行われた2013年度の超モノづくり部品大賞 贈賞式において、CTの被ばく低減技術"AIDR 3D"が「ものづくり生命文明機構 理事長賞」を受賞いたしました。
AIDR 3Dは東芝が発売するすべてのCT(発表以降の新製品が対象)に標準搭載している逐次近似法を応用した東芝独自の最新画像再構成技術で、患者さんのCT検査における被ばくを大幅に(最大75%、従来機種との比較)低減することが可能です。社会の被ばくへの関心が高まる中、4列の普及機種から、320列の最高機種に至るまで、当社は「すべてのCT検査は低被ばくであるべき」との思いから、AIDR 3DをすべてのCTに標準仕様としています。大幅な被ばく低減を実現する高い技術とともに、その企業姿勢が認められ今回の受賞となりました。

評価項目

贈賞式

(1)技術の独創性
X線CTシステム上において、患者さんの被ばくを減らすために照射するX線量を単純に減らすと、ノイズが多く診断に使えない画像になってしまう。AIDR 3Dでは、再構成プロセスの上流から、患者データとノイズを区別して処理することで、ノイズの大幅削減を可能にした。
(2)性能
被ばくを最大75%低減。使用するX線出力の削減により、撮影電力も最大50%削減。最大でノイズを50%、被ばくを75%低減しながらも再構成時間はほとんど変わらず、日常CT検査のスループットに影響を与えることはない。
(3)経済性
当社が現在発売している4列、16列、64列、80列、160列、320列のマルチスライスCTおよび、ラージボアCT(開口径900mm)の全機種にAIDR 3Dをオプションではなく標準で搭載。日常ルーチン検査における被ばく低減はもちろんのこと、320列エリアディテクターCT Aquilion ONE™ だけが提供できる臓器全体の一回転撮影、動態撮影、小児の短時間撮影における大幅な被ばく低減など、新たな診断領域への広がりに繋がる。
(4)実績と今後の普及見通し
2012年8月に当社製CTの全機種へ標準搭載を完了した。2013年3月現在、世界中で2,174台の稼働実績がある。
(5)安全性および環境への配慮
東日本大震災以降、放射線被ばくのものさしにCTの被ばく量が用いられるなどしたことにより、医療被ばくへの関心も高くなっているが、AIDR 3Dによる最大で75%の被ばく低減を可能とし、医療被ばくの低減へも寄与している。
審査員・審査アドバイザーによる主な評価

quilion ONE

  • CT検査における被ばくを大幅に低減できる画像再構成技術。幅広い医療・研究機関での導入が期待できるグローバルインパクトをもっている。
  • 自社のCT全機種に標準搭載したことを、企業の姿勢として高く評価したい。
  • CTの被ばく低減に各社が取り組む中で、最大75%の線量低減が可能な技術は高く評価したい。
  • 画像ノイズの削減などにより画像の質を保ちながら、低被ばくを実現した点を評価する。

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