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イベント

特別講演の概要

ここでは東芝の装置によるCT、MR、超音波それぞれの最新臨床応用についてご講演いただいた内容の概要をご紹介します。

CT「CT診断における被ばく低減(AIDR 3D)の臨床応用」

胸部領域における被ばく低減技術「AIDR 3D」の有用性を線量や従来再構成(FBP:Filtered Back-Projection)と比較し講演されました。
特に、低線量においてその効果が著しいことを強調され、小児撮影等への更なる低線量化の期待を述べられました。

通常線量におけるAIDR 3D(胸部撮影)
FBPと比較してAIDR 3Dではノイズが低減し画質が改善。(縦隔に比べ肺野での画質改善ができている)
ストリークアーチファクトもAIDR3Dにより低減されている。
MPRや3D(Volume Rendering)では、肺尖部でその効果が明瞭である。
低線量のおけるAIDR 3D(胸部撮影)
肺結節ファントムの評価では高線量(199mAs・94mAs・80mAs)より、低線量(10・6・3mAs)で撮影された画像の方がAIDR 3Dの効果があり、顕著に画質が改善する。
低線量(50mAsレベル)では、FBPと比べノイズが約65~75%程度も低減する。
5mAsの臨床データでは、AIDR 3Dでは末梢血管まで描出可能。また、FBPでは認識できない下葉の結節も明瞭に描出されている。
FBPでは輪郭抽出できない5mAsの画像も、AIDR 3Dでは3D画像が作成可能。
同様に25mAs のFBPでは肺と気管支の分離ができないが、AIDR 3Dでは5mAsでも気管支3Dを作成可能である。
Volume ScanにおけるAIDR 3D(小児撮影)
放射線感受性の高い小児のCT撮影では、被ばくに関し最大限の配慮をする必要がある。
小児の胸部CTでは、16cmを1回転で撮影する320列のVolume Scanにより、16-64列のHelical Scanと比較し18~40%の線量低減と5~24倍の高速撮影が可能となる。
Volume Scanではハーフ・リコンの適用により、時間分解能が向上する。
また、心拍動や呼吸によるモーションアーチファクトの低減が可能となる。このVolume Scanに AIDR 3Dを併用することにより、更なる画質の改善が期待できる。小児や息止め不可能な患者さんに対して、大変有用な撮影法である。
  • 森山 紀之 先生
    座長 森山 紀之 先生 独立行政法人 国立がん研究センター
    がん予防・検診研究センター センター長
  • 本多 修 先生
    演者 本多 修 先生 大阪大学 大学院医学系研究科
    放射線統合医学講座 放射線医学教室 講師

MR「Vantage Titan™ 3T臨床経験と将来展望 ~体幹部を中心に~」

3T MRIの利点・欠点を簡潔に整理された上で、Vantage Titan 3Tの特長を分かりやすく解説されました。3T MRIの有用性を、全身脂肪抑制や肝臓の非造影MRAなど画像で示されました。
将来展望として、形態・機能・代謝診断のOne Stop-Shoppingの確立を提唱されました。

3T MRIの利点と欠点のおさらい
体幹部の3T MRIでは、中枢神経系等と比較し臨床応用が困難で解決すべき技術的課題が多い。
強い静磁場強度によるS/Nの向上で、高分解能化や撮影時間の短縮が可能となる。一方、RF磁場の不均一による画質の劣化やSARの上昇の問題が生じてくる。
T1の延長・T2の短縮、磁化率効果の増大、ケミカルシフトの上昇なども含め、3T MRIの利点と欠点は表裏一体と言える。
Vantage Titan 3Tシステムの特長
傾斜磁場コイル(Slim Gradient)等の最新技術により、マグネット自体を大型化することなく開口径の大口径化と、高い静磁場均一性(Comfort Technology )を実現。また、静音化技術(Pianissimo)も実装した71cm Open Bore MR Systemである。
Multi-Phase Transmissionにより体幹部でもRF均一性が良く保たれている。
128エレメントの受信コイル(Atlas SPEEDER)により、全身で高分解能かつ高速撮影ができる。
Quick 3D with EFF (Enhanced Fat Free)による全身MRI
Quick 3D with EFFの特長は、非常に高い脂肪抑制効果と高い造影効果がある。また、全身を2.5mmの高分解能(Thin Slice)で撮影が可能。
全身MRIに関する有用性は1.5Tの診断能は過去の報告でPETやPET/CTと比して同等あるいは上回るものがあり、相補的にもPET/CTの代用としても用いることが可能であり、Vantage Titan 3Tにおいても重要な技術であるが、現時点で1.5Tと同様に拡散強調像を短時間で撮像することが困難であり、今後の技術的進歩の要求は高いと考えられる。
Titan 3TにおけるAtlas SPEEDERは全身MRIの画像をそのまま胸部の検査と同等の画質で撮像し、代用とすることが可能であり、従来の全身MRIよりも大変優れている。したがって、今後Oncology ImagingにおいてCTやPET-CTに対する相補的臨床応用のみならず代用として臨床応用される可能性を有している画像が得られる。
FBI(Fresh Blood Imaging)及びTime-SLIPによる非造影MRA
胸部の血管性疾患ではTime-Resolved MRAを使用しているが、非造影のFBIでも同様な画像を得ることが可能。小児や造影剤の使用できない患者への適応が期待できる。
Time-SLIPにより肝動脈、門脈、肝動・静脈の繰り返し撮像が可能で今後の研究成果によって臨床的有用性は高まると思われる。
将来展望・まとめ
3T MRIでは形態・機能・代謝診断の統合が期待され、体幹部のOne Stop-Shoppingが望まれる。
また、効率的で有効な検査法の確立が必要である。そのため、産学連携や多施設共同研究の推進が重要となる。
  • 似鳥 俊明 先生
    座長 似鳥 俊明 先生 杏林大学医学部 放射線医学教室 教授
  • 大野 良治 先生
    演者 大野 良治 先生 神戸大学大学院医学研究科内科系講座
    放射線医学分野特命准教授

超音波「リウマチ診療における超音波検査の活用」

リウマチ診療における超音波検査の有用性を、病態や早期治療の視点から多くの症例を交えご講演されました。
最後に関節エコーはリウマチ診療の質の向上につながるとまとめられました。

関節リウマチ診療の進歩と問題点
関節リウマチ(RA)は、滑膜の炎症から非可逆的な関節破壊へと進行する。近年の製剤の登場によりRAの治療に革新的な進歩があった。
早期の治療介入のため、超音波(関節エコー)による滑膜炎の評価(早期診断)が大変有効である。
関節リウマチの超音波所見
関節エコーは、滑膜炎による滑膜肥厚・滑液貯留・異常血流などの異常所見を容易に描出可能。
従来は、軟骨の菲薄化・骨病変・腱病変を単純X線で評価していたが、RAの前駆的な滑膜炎を関節エコーで評価することは画像診断のパラダイムシフトと言える。
また、関節滑膜だけでなく腱鞘滑膜・滑液包などへの幅広い適応が可能。
超音波では0.5mmの骨びらんを観察することができ、早期評価が可能である(X線では1.0mm以上必要とされている)。
関節リウマチの診断における超音波検査の活用
千葉大学での臨床データでは、ACR/EULAR分類基準で診察のみに対して、超音波を併用することで感度、特異度ともに向上。
教育・コミュニケーションツールとしての関節エコー
関節エコーを診察やX線の読影にフィードバックすることで、評価技術が確実に向上。
また、関節エコーによる穿刺(滑液採取・注射)により、関節エコーなしの穿刺技術の向上が期待できる。
患者さんにとっても、病態の理解や高い満足度へと繋がり、積極的治療の動機付けになる。
関節エコーは、リウマチ診療の質の向上につながる。
  • 金田 智 先生
    座長 金田 智 先生 東京都済生会中央病院 放射線科 部長
  • 池田 啓 先生
    演者 池田 啓 先生 千葉大学医学部附属病院
    アレルギー膠原病内科

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