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メディカルレビュー91号
頸動脈疾患
内藤博昭
内藤博昭先生
[ナビゲーター]

国立循環器病センター 放射線診療部 部長

頸動脈といえば、脳と心臓の間に挟まれていささか影が薄い血管の印象を持たれるかもしれません。しかし頸動脈の重要性は古くから知られています。そもそも「カロティス」という言葉はギリシャ語の深い睡眠を意味するkarosから由来しているそうですし、頸動脈の圧迫が人を人事不省にする、あるいは麻痺や痙攣を起こすという様子は古代のパルテノン神殿の壁画、彫刻にも残っています。頸(くび)と頭は一体なのです。
頸部頸動脈疾患で一番重要なものは粥状動脈硬化症で、これには2つの臨床的問題があります。一つは狭窄が脳循環障害を起こすこと、もう一つは頸動脈の粥腫が塞栓性の脳梗塞を引き起こすことです。前者は昔から研究の続けられてきたテーマですが、最近はむしろ粥腫から塞栓という後者に注目が集まりつつあります。いわゆる不安定プラークの問題です。これが重要視されるようになってきた背景に、頸動脈の狭窄の強さと脳梗塞の発症は必ずしも関連しないという事実があります。血管に動脈硬化斑、プラークができる。昔はそれがどんどん硬く大きくなり、内腔が非常に狭くなって循環障害を起こすと言われ、つまり狭窄のなれの果てが梗塞という考え方でした。
しかし、最近はそうではなくて、かなり内腔が保たれた状態でプラークが破綻してそこに血栓ができる、そして頸動脈の末梢に血栓が飛び、脳血管を閉塞して梗塞を起こすという機序が明らかになってきました(図1)。
国立循環器病センターでの現在の頸動脈疾患診療ワークフローを図2に示します。
疾患の疑いがあると、まず超音波検査である程度の振り分けを行った後、CTアンジオグラフィあるいはMRアンジオグラフィで精査を行い、さらに手術を行うかどうかになればDSAが行われて、最終診療方針が決まるわけです。ただし最近では「プラーク・イメージング」という部分が加わってきて、ひょっとすると現在のフローはもうすぐ大きく変わるかもしれません。
本日は国立循環器病センターで頸動脈の超音波とCT検査をそれぞれ中心になって行っておられる二人の先生にお話しいただきます。超音波は脳血管内科の長束先生、CTは放射線診療部の今北先生です。

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