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メディカルレビュー91号
頸動脈疾患 -まとめ-
内藤先生: それではまとめたいと思います。お二人の話にもありましたように頸動脈ではまず狭窄が問題で、これはかなり精度良く診断できるようになりました。それに対して、まだ診断法の確立していないのが破綻しやすい「不安定プラーク」の診断です。不安定プラークというのは、非常に多くの生物学的あるいは病理学的過程を経てできあがっていくものです。つまりプラークができて破綻するプロセスにはいろいろの要素が絡まっており、したがって多くの診断アプローチが可能です。
不安定プラークの特徴として、形態的構造的なものや種々の生体反応を伴うことなどが挙げられます。これらを各種のモダリティで捉えようとするのですが、形態的構造的特徴は主として超音波、MRIやCT、生体反応のほうはどちらかというとRIが得意とする領域といえます。中でも注目されているのがMRIです。MRIではご存知のように撮像パラメータを変えることによって軟部組織に多様なコントラストを付けられるので、それを応用して頸動脈の壁の性状評価ができる。そしてヘビーT1WIで粥腫には白く高信号になるものとそうでないものの二種類あることが分かってきて、白い粥腫のほうが不安定らしいという報告が出ています(図1)。これがMRIによる頸動脈プラーク診断が最近非常に注目を集める所以です。まだ動物実験段階ですが、MRIではプラークを造影する造影剤の開発も進んでいます。一方、RI検査では、FDGが不安定プラーク部分に集積する、インジウム標識血小板が集積するといった報告があります。
今後の画像診断で必要なものは、おそらく各種イメージング法による画像情報の統合解析というアプローチだと考えています。これには一つのイメージング法内の複数情報や、複数のイメージング法間の情報統合の場合があるでしょう。例えば図2は、CTアンギオグラフィの元データからCT値に基づいて血管の内腔と壁、石灰化、壁の中でCT値が比較的低くて脂肪に富んでいると思われる部分をそれぞれ取り出し、色分けて表示したものです。これだけのことで一つのデータセットから多くの情報を引き出すことができるのです。そしてこの形態情報はCTでなくMRIでも良いし、例えば粥腫の不安定部分に関しては超音波やMRIでも、あるいはRI検査による情報でも良いわけです。このような「統合イメージング」で画像情報を解析することが、今後の一つの流れになるはずです。
頸動脈の粥状硬化症の診療は、予測的、予防的な方向に移っていくと思います。この移行の道筋としては、まず各画像診断モダリティの情報統合を行い、それから各種の対比研究を行ってエビデンスを蓄積していく、そしてそのエビデンスに基づいて診療体系を組み立てていくことが必要です。頸動脈に関しても、それが将来への道筋でありストラテジーとなるに違いありません。
※Aquilionは東芝メディカルシステムズ(株)の商標です。
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