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CT

Activion 16

患者さんへのやさしさをデザイニングしました。デザインと最新技術とが一体となって生まれた新コンセプトActivion™16。
デザインコンセプトの立ち上げ、ならびにデザインを担当している荻原氏にお話を伺いました。

デザイナーインタビュー

「医用機器は一つのモデルの生命が長い商品。長く愛されるデザインを提案したいですね。」
(株)東芝 デザインセンター
社会システム・開発デザイン主務 荻原 進

Activion™16の美しい曲線誕生の理由は?

「今までとはまったく違う新しい感覚のCTを」という依頼があり、デザイン案を考えました。Aquilion™が登場したときは丸いガントリが斬新で非常に注目を集め、大口径Aquilion™LBは2005年のグッドデザイン賞金賞を受賞しました。
最近では他社のCTにも「丸形」のデザインが多く取り入れられてきたように思います。今回は見慣れてきた丸のデザインから敢えて離れて考えてみることとしました。
医用機器に求められるものは「安心と安全」です。そのキーワードから患者さんを両方の手のひらで支えているイメージを思い浮かべました。やわらかい流線は、優しさと信頼性を表しています。また、開放感を感じられるように、流線は上に向かって広がっています。患者さんが寝台に横になって上を見たとき、視覚的な開放感を感じられるはずです。

操作部もデザインされていますね?

従来ガントリに配置される操作部のボタンはキーボードのような凸型のボタンでした。今回は世の中で普及している平らなボタンを採用しました。ボタンの配置は使いやすいと好評をいただいている従来の位置と同じです。実は3年前にデザインしたコンソールのハイブリッドキーボードが操作する人に分かりやすいと大変好評で、今回そのボタンとデザインが統一できたことになります。デザイン性はさることながら、万が一ぶつかってもボタンを押せない仕様や、一目で分かる色の配色など、機器を使う方への細かい配慮を開発者と詰めていきました。
ボタンの凹凸をなくしたことにより、ガントリの曲面、手の平型の流線がよりいっそう引き立ちました。

東芝CTに初めて白以外のカラーが採用されていますが?

これは「ゼニスブルー」という色で、天頂の青という意味。散乱光の特に強い紫みの強い青空の色をさします。さわやかで開放的かつ、優しい色に仕上がっていると思います。



医用機器のデザインで難しいところは?

それは「私たちは決して真のユーザーになり得ない」というところです。私たちの提案するデザインは装置を使う人たちにとって本当にそれがいいのか、私たちには経験できないのです。しかし、実際の医療現場に足を運んだり、お客様の一番そばにいるアプリケーションスペシャリストや、営業の方たちの意見を聞いたりして最良のデザインを考えます。いろいろ規制が多い商品ではありますが、コンセプトやユーザーが明確ですし、アイディアはいろいろ浮かびます。
しかし、デザインだけで装置ができるのではなく、最新の技術が伴わなくてはなりません。東芝医用機器の開発担当者も「装置をもっと使いやすく、患者さんにもっと優しく」という意識が強いので、両者のフェーズをあわせつつ、より患者さん志向を強くしている医療現場に求められる装置作りをして行きたいと思います。私たちがデザインする装置にかかわるすべての人が幸せになるような開発をしていければと考えています。

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