分子検査ソリューション

DNAチップのしくみ

独自の「電流検出型DNAチップ」の検出原理について

DNAチップには、用途に応じ、検出対象となるDNAに対応した相補的*な配列のプローブDNAが複数種、電極の上に予め固定化されています。DNAチップ上に検出対象となるDNA(検体DNA)を添加することにより、検体DNAと相補的な配列のプローブDNAがハイブリダイゼーションします。その後、DNAチップ上に挿入剤を添加することで、ハイブリダイゼーションにより2本鎖になったDNAにのみ挿入剤が結合します。この状態でDNAチップに電圧をかけることにより挿入剤が酸化することで電極に電流が流れます。この電流を測定することにより、検体DNAを判定します。

* 相補的:
DNAを構成する塩基であるA(アデニン)、T(チミン)、C(シトシン)、G(グアニン)はAとT、CとGが結合可能であり、
配列が全て結合規則の通りであること。
      例:検体DNAの配列が「CTGAC」であれば、プローブDNAの配列は「GACTG」となる。

遺伝子検出のしくみ

例えば、検体DNAの中にある1つの塩基がGであるか、TであるかのSNP(一塩基多型)判定をする場合について考えてみましょう。この場合、プローブDNAは、検体DNAのSNPを含む領域に相補的な配列を持つDNA断片を設定します。つまり、CA○ATのように○の部分がGかTのどちらであるかを判定する場合、(1) 「GTCTA」と(2)「GTATA」という2つのプローブDNAを設定します。検体DNAが(1)と2本鎖を形成した場合は、○の部分は「G」であり、(2)と2本鎖を形成した場合は「T」であったことが分かります。

「電流検出型DNAチップ」のメリット

他社方式と大きく違う点は、ハイブリダイゼーションした箇所を特定する方法であり、電流検出型DNAチップでは電流測定を行うだけであるため、他社方式に比べ装置を小型化することが可能です。また、電流値により測定結果が明確に出るため、非常に分かりやすい結果画面を表示することが可能であり、どなたでも検査結果を解析することが可能です。これらのメリットを活かし、誰でも、どこでも検査可能なシステムを開発しています。

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